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B−10

(TYPE B-10)

「TYPE B−10」、スペック・ナンバー「3157」
大戦中、ジャケットの原料である皮革の枯渇を受け、1943年に陸軍航空隊で制定されたコットン製ジャケットである。
全体の雰囲気は、海軍のG−1に類似しており、正面から見ると「同じ型紙を使ったんじゃないか?」と思いたくなる(笑)・・・もっともB−10にはエポレットがあるほか、背面のデザインは全く異なっている(海軍系ジャケットの特徴は、背中のアクション・プリーツの存在であるが、B−10にはない)。
温度帯域は「インターメディエイト」であり、基本的にはB−6(羊革)の後継であると考えるべきであるが・・・素材の変更に合わせてイメージも変更されているため、B−15(またはMA−1)の先祖であると言う方がピンと来る(製造期間も僅かに1年程度で、すぐにB−15シリーズに置き換わったし)・・・まぁ、カッティングは立体裁断ではなく、全体的には「クラシカル」なイメージである(実際旧いんだけど・・・)。
デザインは(おそらく)G−1から受け継いでおり、襟ボアは元より、ポケット(内ポケットを含む)の位置及び形状、更に前立てもほぼG−1と同様であり、使い勝手はG−1とほぼ同様である・・・ただ、同じインターメディエイトとは言え、B−10はライニングにアルパカ・パイルが採用されており、G−1よりも暖かいと言える・・・ただ、布ジャケット共通の弱点として、腕回りが少し冷える。
それにも増して、何と言ってもG−1よりも圧倒的に「軽い」のが利点である・・・まぁ「肩に重みを感じる」というのもジャケットの魅力ではあるが、バイクではライダーにあまり負担がかからない方がよかろう。
(しつこいようだが)G−1と形状が似ており、あちらは「革」こちらは「布」ということで、B−10は人気がないんじゃないか?と思っていたが、実は結構根強い人気があるようである。

バズ・リクソンズ(BUZZ RICKSONS)
2005年のバズ・リクソンズのカタログを見て、一目惚れして購入を決意したのがこのB−10である。
ラフウェア社43年モデルの実名復刻で、CBI戦線カスタム・・・実は前年度にも同じようなカスタムが存在しているが、本年度は「ブラッド・チット付」というのがほぼ決定打である・・・ちなみにCBI戦線ものにはもう一つ「ペイント・カスタム」があるが、個人的にはこちらが好みである。
スタイル的には完璧であるが、バズのレプリカは「当時の再現」が趣旨であるそうで、例えばマッコイズではあり得ない(と思われる)「縫製のやり直し」等を行ったものが、商品ベースで流通している・・・このジャケットも「そういうジャケット」で、フロント・ファスナーに縫い直しの痕跡がある。
またブラッド・チット(他、革パッチ類)も、手持ちのマッコイズD−1と比べると、あまり「綺麗」な出来ではない・・・まぁ実物は「こんな感じ」だと思うのだが、もしこの辺が気になるのなら、バズではなくマッコイズの方がよかろうと思う。
着た感じだが、アルパカ・パイルが詰まっているため、比較的「もこもこ」感がある・・・当然、着用の際に「ひっかかる」感じがするので、ワンサイズ大きい方がいいのではなかろうか・・・ちなみに私は38を試着してみたが、少し小さく感じたので40にした(L−2Aは38でジャスト・サイズである)。

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