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B−7

(Type B-7)

「TYPE B−7」、スペック「3120」・・・通称「アラスカン・ジャケット」と呼ばれる極寒冷地仕様(エクストラ・ヘビー・ゾーン)のジャケットである。
羊革製のフード付きハーフ・コート・タイプであり、その動きづらさから飛行用途にはあまり向かなかったためか、製造期間も約1年と短い。 製造数も少なく、またノン・コーティング(極寒の環境下ではコーティングに「ひび」が入るため、他の羊革ジャケットに見られる表面のラッカー・コーティングは行われていない・・・初期のB−3にも同様の仕様が見られる)であるためにダメージを受けやすく、良好なコンディションで残存しているオリジナルは希有であるため、マニア垂涎のジャケットとなっている。
バイクで使用する場合、いくら「羊革が柔らかい」と言っても所詮は「革」、特にフードはヘルメットを被る際にはかなり干渉するほか、ハーフ・コート・タイプであるため、前傾姿勢が取りづらいのも難点の一つである。 ただし、ポケットはパッチ式のものが左右に取り付けられているほか、ジッパー式ポケットもその上に設けられているので、収納力はかなりのものである。 また、フロントはジッパーで閉じた後、前立てを合わせてボタン・ループで留める仕様となっているため、最高の防寒性と「タンクに対する攻撃性」が少ないのも良好な点であろう・・・ただし、ジャケットの裾は「必ず」タンクに触れるため、ジャケットが汚れやすい。
どちらかと言えば、アップライト・ポジションのバイクに向くジャケットであろう(まぁ、必ずしもベベルでは使いづらいというわけでもないが・・・)。

メーカー不詳(NO BRAND)
B−7は好きなジャケットであるが・・・まぁこれほど「ごつい」と使える場所や期間も限られてくる(笑)。
こんなものは「ほとんどレプリカを作るメーカーはないだろう」と思っていたのだが、実はリアル・マッコイズやバズ・リクソンズからレプリカが発売されている・・・まぁ同社の羊革ジャケットの例に倣い、これまた実に高価な物ではあるが・・・これらのメーカーは、何度も言うようだが「オリジナルに忠実」が身上であるため、当然のようにノン・コーティング・・・即ち、ジャケットを着るのに「気を遣わなければならない」という難点がある(人それぞれだから別に「気を遣わなくても」いいのだが、確実にジャケットの寿命は短くなる・・・こんな高価なジャケットが短期間で「使えなく」なるのは、私としてはちょっと・・・)。
ということで、B−7なんぞは買う機会もないだろうと思っていたのだが、ある日、うちの近所の某カジュアル・ショップで発見したのがこのB−7である(実はショップでは「B−3」と銘打って売っていた・・・形が全然違うというのに)。
豚革の内側全体にアクリル・ボアを貼り付けた、まぁオリジナルとは全く異なる「安っぽさ」ではあるが、B−7のレプリカ自体が珍しかったことと、価格がこれまた実に安かったために購入決定(笑)・・・外側にはコーティングが行われるとともに、この「低価格」のために「全く気を遣わなくて済む」というのが決定打であった(ちなみに色は「黒」と「白」があったが・・・いくら何でもB−7に「黒」はないでしょう)。
こういったものなので、オリジナルとは仕様が異なり「フードが取り外せる」ようになっていたが、これはバイクで使うにはありがたい仕様である。 数回程度、バイクで使用してみたが、天然ムートンよりは若干落ちるものの防寒性はかなりのものであり、なおかつ収納力も良好と、なかなか印象のよいジャケットであった(マニア受けは悪いが・・・)。
同年、マッコイズのD−1に手を出してしまったため、あまり使っていない状態で「口減らし」のためにオークションで売却。

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