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D−1

(Type D-1)

「TYPE D−1」は、厳密には「フライト」ジャケットではなく、地上整備兵用の「メカニック・ジャケット」である。 羊革製ということで、人気が高いB−3と同じく「ヘビー・ゾーン(極寒域)」と考える向きもあるが、ムートンの毛足はB−3の3/4程度でやや軽く、実は使用温度域は「インター・ミディエート」となっている。
D−1は「メカニック用」ということで、飛行用のB−3や、同じような形状のB−6(こちらもインター・ミディエート)等とは異なり、身体にジャスト・フィットさせる必要がなかったためか、サイズも「S、M及びL」の3段階しかないので、ルーズ・フィットが基本となる。
また、スペックに従うことを厳密には要求されていなかったためか、バリエーションが豊富であることも特徴の一つである。 初期のものではポケットがない仕様やパッチ・ポケットを縫いつけた仕様があるが、後期になるとジッパー式スラッシュ・ポケットが装着されているのが一般的である(スラッシュ・ポケットの仕様はB−6と同じ)。
B−3よりも軽快で動きやすかったので、D−1でフライトする者も多く、特に従軍カメラマンには「小振りな襟」が好評だったという。
バイクで使用する場合、まぁ初期型は問題外だろう(ポケットがないので・・・)。 パッチ・ポケット仕様やジッパー式ポケット仕様なら、収納力は例によってあまり高くないものの、D−1の動きやすさで冬場のライディングには相性がいいと思う。 カスタムで「内ポケット」が追加されて、収納力が向上されていればなおいい。

リアル・マッコイズ(REAL MCCOYS)
「羊革には手を出すまい(手入れが大変なので・・・)」と思っていたのだが(笑)、うちの近所にあるマッコイズ専門店で出会い、衝動的に購入してしまったのがこのリアル・マッコイズ製D−1である。
先に「初期型は問題外」とか書いてるが、実はこれは初期型レプリカ(笑)・・・ジャケット右側に後付のパッチ・ポケットが付いて、外見的にはB−3と同様になっているほか、ジャケット裏側に「ブラッド・チット(CBIカスタムの定番)」が貼られ、内ポケットの役割を果たしているのが救いである(これら「後付ポケット」がなければ、収納力「0」である)・・・まぁ、CBIカスタムが施されていなければ、多分手を出すことはなかっただろうが・・・ D−1にはスペック・ナンバー「94−3084」が付与され、通常はラベルが貼られているが、これは初期型ということで、襟後ろにエンボス加工で「PT.NO 37K5510」というのが標記されている(これは何の番号だろう?)。
マッコイズ製品なので、実にオリジナルに忠実に作られているのだが・・・一般的に「オリジナルに忠実」であるほど、あまりバイクでの着用には向かないという図式がある(笑)・・・収納力はまぁ、ポケットが大きいのでA−2等よりもマシではあるが、むき出しのごっつい「ファスナー」はタンクに厳しく、やや注意が必要である。 一応、着用域は「インター・ミディエート」ではあるが、防寒性はかなり高く、真冬でも下はトレーナー1枚くらいで大丈夫である・・・B−3はTシャツ1枚でも大丈夫らしい(さすがヘビー・ゾーン!)。
カスタム物はどうしても「派手」になるきらいがあるので好みは分かれるところであろうが、バイクでの実用面から考えると、少なくとも「内ポケットの追加」はなかなか効果的である。

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