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N−3

(TYPE N-3)

「TYPE N−3」シリーズは、N−2と同時期に開発された「極寒域(ヘビー・ゾーン)用」パーカーである。 設計思想はN−2とほぼ同じであるため、「パーカー型」であることを除き、スペック番号が多岐に渡ることも含めてN−2と類似している。 なお、N−3にはスペック「3110」が指定され、N−3Aには「MIL−J−6279」及びドローイング番号「51B3558」、N−3Bではスペック番号「MIL−J−6279A〜」となっている。 当初、「飛行用途」のために開発されたN−3シリーズであるが、ハーフ丈が狭いコックピット内での活動に制約を与えるため、N−3Bの中期以降、エア・クルー用に用途が変更された経緯を持っている。
素材についてはN−2シリーズと同じであり、同様にインナー及びフード・ファーの素材は年代によって変化している・・・ただし、N−3シリーズのフードはN−2とは異なり、左右に分割できる仕様ではない。 また、袖口はN−2Aまでは「アウター・リブ」仕様であるが、N−3Bでは袖の内側に「インナー・リブ」を取り付ける仕様となり、袖口からの風の侵入を防ぐ効果が高められていることが大きな特徴である。
さてさて、N−3シリーズは内ポケットがなく、外にスラッシュ・ポケット及びフラップ付きの大型ポケットが取り付けられている・・・特に大型ポケットはかなり大きなものも収納可能であり、バイク用として見た場合の収納性はフライト・ジャケット中「最高」のものであろう。 フードはN−2と異なって「振り分け」ができないため、ヘルメットにやや干渉するが、それほど気にするほどのものでもないし、N−2同様の前立てはタンクへの攻撃性も少なく、且つN−3Bにおける「袖口」は実に防寒上有効なものである。 ただ、ハーフ丈の宿命として、スポーツ・タイプのバイクではやや前傾姿勢を取りづらいという難点もある。
N−2と違ってこちらの方は、以前から人気が高かった(パーカー・スタイルというルーズさが受けたためか?)ため、冬場の街中では結構見かけることが多い・・・同じ「ヘビー・ゾーン」用のN−2とどちらを選ぶか迷うところである(なお、防寒性はN−3の方が高いが・・・日本の冬には両方とも十分対応可能でしょう)(笑)。

ゴールデン・フリース(GOLDEN FLEECE)
近所のカジュアル・ショップにて格安で販売されていたため、ついつい購入してしまったゴールデン・フリース製のN−3Bである・・・ちなみに「ゴールデン・フリース」とは、「アイ・スピーワック・アンド・サンズ」社のレプリカ・フライト・ジャケット・ブランドである。
同社の民生品N−3Bは全て天然ファーであり、なかなかポイントが高い・・・ただ、インナーはポリエステルで薄く、防寒性は天然素材に劣る・・・まぁあの薄さで十分な防寒性を発揮しているのは不思議である。 手持ちのN−2A(こちらはインナーがウール・パイル)と比べてみると、あからさまにN−3Bの方が軽いのは何とも・・・まぁバイクで使うことを考えれば「軽い」に越したことはないだろうが、普通は逆じゃないの(笑)。
バイクでも何度か使ってみて、使い勝手は決して悪くはないが・・・スーツ用コートの代わりとして購入した(だから色が「コレ」・・・ついでに、さすがにスーツの上からD−1を羽織ろうという気にはならなかった・・・)ため、あまりバイクでの出番は多くはない。

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